ASCII.technologies (アスキードットテクノロジーズ) 2011年 02月号 [雑誌]

今月号の特集は、「来年流行る技術をキャッチアップ2011年のITはこうなる」と題して、来年の技術動向を結構、大胆に予測している。Part1からPart11まで、クラウドから、windows、LinuxといったOS、CPU、メモリといったハードウェア、ネットワーク、ストレージ、さらにはソーシャルメディアまで、かなり突っ込んだ予測になっていて、面白かった（ちょっと私には難しいのも多かったけど）。その中でも面白かったのは、次の三つ。一つ目は、丸山不二夫氏による「Part1 2011年のクラウドの新たな地上戦」。いよいよバズワードから脱却し、現実的なものとなるであろうクラウド。今気になっているのは、MicrosoftのAzureやVMware。その動向が書かれていて、興味深い。二つ目は、これまたクラウドに関連して、本田雅一氏による「2011年のWindowsのゆくえ」。Windows8みたいな大きな動きはないのだろうが、クラウド時代にWindowsというOSはどう対応していくのか、こちらも気になるところ。最後に、根岸智幸氏による「人々の暮らしを変えるソーシャルメディア」という記事。Facebookって日本で流行るのかなぁ、とか、面白い記事だった。そのほかでは、木本雅彦氏の連載小説、「株式会社・初台アーバンギルド」の第6回は、謎めいたヒロイン、不破朝穂嬢のベールが脱がされる！といった感じで、かなり結構柔らかい展開。面白かった。