梅原猛の授業 能を観る (朝日文庫)ダウンロード

梅原猛の授業 能を観る (朝日文庫)

strong>本, 梅原 猛

梅原猛の授業 能を観る (朝日文庫)ダウンロード
によって 梅原 猛
3.8 5つ星のうち6 人の読者
ファイルサイズ : 24.29 MB
内容紹介 「高砂」から「道成寺」「安宅」まで、能の名作15本を〈梅原学〉で読み解く。 作品だけではなく、世阿弥をはじめとする能作者と南北朝の関係、 能が体現した日本的仏教思想など、刺激的で分かりやすい画期的な能入門。 内容(「BOOK」データベースより) 「高砂」から「井筒」「杜若」「道成寺」「安宅」まで、能の名作15本。知の巨匠は、それらをいかに読み解いたのか。作品の解説だけにとどまらず、世阿弥をはじめとする能作者と南北朝の関係、能が体現した日本的仏教思想にまで及ぶ、刺激的で分かりやすい画期的な能入門。 商品の説明をすべて表示する
梅原猛の授業 能を観る (朝日文庫)を読んだ後、読者のコメントの下に見つけるでしょう。 参考までにご検討ください。
梅原さんの作品を読むのは久しぶりでした。語りの形態は魅力的です。全部で15の能を選び、文学的、思想的に論ずるというのです。見たことがあるのもあれば、未見のものも含まれています。能というのその抽象性に起因するのでしょうか、さまざまな角度から論ずることが可能です。と同時におそらく能を語ることは、自分を語ることにつながってしまいます。というわけで、作品も、能の思想性を語るといいながら、結果としては、梅原さんの人生の回想と解釈が側面からどっしどっしと顔をのぞかせる作品となってしまいました。何度も提示される「天台本覚思想」の理解は一筋縄ではいきません。少ないスペースでは、所詮わかったようなわからないような読後感しか与えません。それよりも、様々な作品に覗かせる世阿弥の微妙な矛盾した立場の隠喩的な発露の指摘こそが納得感を与えるものです。個別に印象に残ったのは、「蝉丸」と「善知鳥」の部分の解釈です。どちらも哀しい作品ですが、著者の読み込みは、表面の悲しさを超えて、その核心に迫っていきます。

0コメント

  • 1000 / 1000